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●2007年度アメリカ研修旅行(3月5日から11日までの7日間)

★ 北米西海岸ロサンゼルスを中心に「アメリカにおける東洋医学と西洋医学の現状」を主題に、研修を行ってまいりました。


        

アメリカ研修旅行 
2007年度アメリカ研修旅行(3月5日から11日までの7日間)

宿泊先のホテルニューオオタニにて、オープンセレモニーを行いました。   
今回、東洋医学の学校のコーディネイト兼通訳をお願いしましたChristine谷先生に「アメリカでの東洋医学の地位や日本との違い」についてのスピーチをして頂きました。



1日目は、東洋医学の研修です。

SCU(Southern California University of Health Sciences)
ロサンゼルスのダウンタウンからアナハイムの方向に約50分。オレンジ郡のSCUに到着しました。カイロプラクター養成学校として始まり、7年前に鍼灸・東洋医学を加えて、Universityに変わりました。ロサンゼルスでは有名な学校です。今回は2グループに分かれて、鍼灸の実践と漢方の講義を受講しました。そして、学校内のクリニックを見学し、学生が患者に鍼灸治療やレントゲン読影を実践で学んでいました。


YO SAN University
サンタモニカに近い Universityで、学校開設は1889年と古く、鍼灸・漢方・気功等を取り入れUniversityになったのが1993年で、Yo先生の家系は現在38代目で、推定800〜1000年位続いているそうです。生徒数は122名、4年制で特に鍼灸師の合格率が高いのがポイントのようです。(一般の合格率が65%に対して、85%を突破するそうです) 
卒業後は90%が開業し、西洋医療中心の病院からの声がかかり、働く場所が増えているのが現状です。 学費は4年間で 44000ドル(約500万円)だそうです。研修は、学長の挨拶、主席卒業生と日本人在校生の話を聞き、その後カリキュラムに組み込まれている太極拳を実体験いたしました。今回は「鶴の型」のうち2パターンで、全身まったく無駄な動きのないインストラクターに刺激され、みんな楽しく実技指導を終了しました。


上記2校は、東洋医学を中心にしてその伝統的な知識、技術を西洋医学に組み込んで行こうとしている学校です。全米で盛んになっている「統合医療」には欠かせない分野だけに、今後こうした学校が益々発展するだろう事を予測致しました。

2日目は、CHARLES R. DREW UNIVERSITY OF MEDICINE AND SCIENCEに行きました。
この学校はUCLAの大学院大学のような学校で、キャンパス内に学校と科目別のクリニックと総合医療センター、研究病棟、動物実験棟等がありました。ロスでも特殊な地域で、治安の悪さでも折り紙付で、周辺の一般家庭も窓には鉄格子が入っているという物々しさです。当然大学内の建物の出入り口には、セキュリティ チェックがあり、総合医療センターは特に厳しく、玄関前にはロス市警のパトカーが4台止まっていました。治安の悪さが特殊なだけでなく、この地域は全米でもユニークなガンが発生することでも有名であり、アメリカ政府の補助をかなり受けているようです。
ジョーダン博士の「オアシスAIDSクリニック」もこの1画にあり、HIV専門クリニックです。クリニック内でレクチャーを受けている時、表の駐車場で5〜6人の女性?が嬌声をあげていました。ジョーダン博士から「彼らは全て男性からの性転換者で、HIV陽性患者です。」の説明に、そのオープンな状況に日本との認識の差を感じざるを得ませんでした。「オアシスAIDS クリニック」ではHIV陽性者が見つかると、その人と関係のあった全ての人の調査を行います。当然、外国にも行きます。公衆衛生の資格をもった政府の調査員と看護師が主に実施します。事前に連絡はしないで、突然訪問するケースが多く、ほとんど拒否はありません。こうした地道な努力がHIV治療の根底を支えているのかもしれません。HIV陽性患者は、政府から保護されます。80パーセント以上の患者が「心の治療」を要求してきます。免疫力を落とさずに併発する肝炎(C型肝炎)等を治療するのがポイントです。アジア系はB型肝炎、フィリピン・東南アジア系は結核、日本人は寄生虫(生食の影響?)の併発が特徴的にみられるということでした。


DREW大学のWOO先生の小講義があり、現在のアメリカの医療費総予算は1.5ツリリオン(約200兆円)だそうです。イラク問題を抱えている軍事予算が0.5ツリリオンですから、医療費は軍事の3倍の予算を持っているということになります。お金はあるが、その分配のノウハウがないので、活かしきれていないとWOO先生は言っておられました。また、アメリカの保険制度は、保険会社とそこに絡まっている一部の医師だけが甘い汁をすっているということです。全人口の20パーセントは保険に入っていません。これらの人は当然のことながら低所得です。政府はこれらの人と18歳以下、65歳以上の人の保障をしています。DREW大学はこうした特殊な地域、特殊な病気に高度な医療が提供できるように設立された医療施設です。


その後何人かの飛び入り講義を受け、校内でエジプト料理のデリバリーランチを頂き、いよいよゴーナム博士の研究室で、原宿クリニックの職員があらかじめ採取した血液を使って、「NK細胞の活性度」を調べる実験や、培養している「ガン細胞」を顕微鏡で実際の眼でみることができたり、動物棟でヌードマウスによる研究の一端を見せてもらいました。


「NK細胞の活性度」を調べる実験」

「NK細胞の活性度」を調べる実験」

培養している「ガン細胞」を顕微鏡でみる

培養している「ガン細胞」を顕微鏡でみる

3日目は、University of California at Los Angeles (UCLA)カリフォルニア大学ロサンゼルス校)での講義です。9時10分UCLAメディカルセンターにてゴーナム博士が出迎えてくれました。
医学部の101教室にて、まずリサ先生より歓迎の挨拶がありました。その後、当初の予定では講師は4名でしたが、当日は6名の先生方に講義をして頂きました。

 


EdWinn L Cooper教授
ゴーナム博士の上司にあたり、現在はゴーナム博士の長女Aliaさんの指導もされている。COIMの編集責任者であり、eCAN総責任者でもあります。雑誌eCANは西洋医学の限界、副作用問題、医療費の高騰等の問題から統合医療、代替医療に興味を持ち、自然治癒をテーマにしたものが中心になっている雑誌です。東洋医学・ハーブ・鍼灸・お灸・指圧・ヨガ等にも注目し、自然食品は品質管理がポイントであり、興味のあるテーマでした。

Jerzy W Kupiec-Weglinski教授
UCLAは世界No1の臓器移植の手術例数があります。Kupiec-Weglinski教授の専門である肝移植では、術後10年で62%の生存率まで維持されています。臓器移植で問題になっているのは、マージナル(限界)ドナーの問題です。ドナーの高齢化は、脂肪が蓄積された臓器が多くなることです。脂肪が蓄積された肝臓の移植は、50%くらいしか成功しません。そのため、臓器提供のドナーの数が少ないのが問題になります。この事により、代替臓器の開発がテーマになっています。今ひとつ、虚血による障害。Tリンパ球が異物を排除しようとします。この為に、Tリンパ球のない状態にします。生理活性物質(1P-10)をブロックした方が拒絶が少ないことは判明しています。

Alia Ghoneum ゴーナム博士の長女
UCLAにてクーパー教授の指導を受けている。現在、ミミズの研究を行っている。ミミズは人間と同じような細胞を持っていることから、ストレスが細胞の変化にどのように関わるかの実験を、低温ストレスを与える事による変化を実験し、中間発表しました。
午前の部終了。インド料理のバイキングランチを頂きました。食後には、広いUCLAのキャンパスを散策し、「生協」まで歩きました。キャンパス内は世界各国からの学生で大変賑やかでした。UCLAのマスコットのビックベアーの前で集合しました。
午後からは、501教室に会場を変え講義を受けました。

Wilbert Jordan 博士
昨日はDrew大学のオアシスAIDSクリニックでHIV患者の実態を見学しましたが、本日は最近のHIVについての話です。
世界でのHIV患者は7,000万人。最近では中国、インドの患者数が急増しています。HIVに感染すると免疫力が低下します。これはT細胞中のCD4レセプターとCOレセプターがあるとHIVウィルスが入りやすいことがあります。ウィルスに感染すると3週間後に高熱、湿疹(痛み、痒みなし)、喉の痛みが1週間位続いて消えます。3〜6カ月後に抗体ができます。よってHIV陽性の診断をする数年前に感染していることになります。
最近では、HIV-1(一般的なHIV)として、アフリカはA型、アメリカ・日本はB型、東南アジアはC―E型があり、HIV-2として世界的ではないが西アフリカに集中的に増えている型があり脅威です。 診断基準としては、
第1段階 感染3か月後位で、首の後ろ、腋の下、股間部のしこり・ぐりぐりができる。
第2段階 鼻の周囲、口の周囲、背中にニキビ様(自覚症状なし)、口中のアフター(痛みあり)    第3段階 口の活動ができにくくなる。等が使われている。T細胞の数が増えるとウィルスも増えるので、T細胞の数は増やさず、活性度だけを上げていくとウィルスに対して効果はある。


Naomi Yuguti アメリカ在住 ゴーナム博士の患者
サイマックスの飲用により、脳腫瘍が縮小・消滅した体験談を発表されました。抗がん剤の恐ろしさ、体力がみるみる落ちていくのがわかったそうです。ゴーナム博士との出会い。そしてサイマックスの飲用開始。現在は化学療法剤とサイマックスの併用で戦っています。

Mamdooh Ghoneum 博士
全米でのガン患者は120万人位。その内約半数の60万人は死亡します。人はホメオスターシスとして、プロライフレーション(生成)とアポトーシス(自然死)を行います。ガン細胞は(生成)だけしてアポトーシス(自然死)をしないので、増殖するだけになります。普通ガン細胞は化学療法剤を受け入れない細胞膜を持っています。実験では、化学療法剤とサイマックスを投与すると、ガン細胞の細胞膜の浸透圧が上がり、化学療法剤がガン細胞に入りやすくなり、ガン細胞のアポトーシスを起こしやすくしているのではと推測します。先ほど体験談を話されたNaomiさんの脳腫瘍も、化学療法剤+サイマックスの結果です。今後もサイマックスの臨床を続けていきます。

無事にUCLAでの講義も終え、ロデオドライブにあるイタリア料理店で食事をとり、ディプロマ授与式を行いました。Kupiec-Weglinski教授ご家族やJordan 博士も出席していただき、またGhoneum 博士ご家族からはエジプトのパピルスを頂き、次女のAyaちゃんとジャンケンゲームをし、大変有意義な時間を過ごしました。
翌日は、メキシコ観光・ディズニーランド・アウトレットショッピングの3グループに分かれ、皆さん親睦を深められました。


ディプロマ授与式

ディプロマ授与式


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